「メタボ健診」と言われる特定健診・保健指導については、メタボリックシンドロームと完全に一致させているものではありません。あくまでもメタボリックシンドロームとは、ひとつのカテゴリーとして、動脈硬化を起こしやすい人を抽出するというのが大きな狙いなのです。ですので、メタボリックシンドロームの審査基準とともに、LDLコレステロールや喫煙者のチェック項目が入っています。これまで厚生労働省の指針は、測定するだけで終わらせていましたが、これからはしっかりと評価をして、その後の検証もされます。これは、日本の健康行政においては、非常に素晴らしい進歩だと言えます。この「メタボ健診」を実施することによって、10年から20年後には心血管病がどれだけ減少するのか、または逆に増えるのか、毎年計測していけば、壮大な調査となるでしょう。このようにして集められた調査結果は、世界各国においても非常に貴重な資料になることでしょう。
